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下の歯が上の歯よりも前に出ている状態を
『受け口』または
『反対咬合(こうごう)』
と言います。
3歳児健診で4〜5%の割合で見つかりますが、放置するケースが多いのが現状です。
しかし、自然に治るケースはまれ(1割に満たない)であり、治療が必要です。
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【幼児編】
幼児期(3歳から)のうちに改善させる、
「ムーシールド」
という特殊なマウスピースによる治療法です。
これは、寝ている間に口に装着するだけなので、痛みも負担もありません。
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<ムーシールドのはたらき>
受け口は舌の位置が低いため、下あごを前に押し出すように筋肉の圧力が働きます。
ムーシールドは、舌の位置を上げ、口の回りの筋肉を正常化することで、
上あごの成長を促し、下あごの成長を抑えて改善させます。
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装着後は、ほぼ1年以内に効果が現れ、約90%の割合で改善が見られます。
ただ、適応不可能な症例もありますので、まずはご相談下さいませ。
【成人編】
子供のうちに矯正具をつけても治らなかったり、成長期に悪化するケースなども見られ、
大きくは以下2パターンに分かれます。
■歯列矯正だけで治る場合
■骨格異常の場合
特に、骨格異常の場合ですと、「顎顔面変形症」として健康保険の適用もありますが、
顎形成手術や手術前後の歯列矯正が必要となり、治療期間も長くなります。
どういった治療を受けるべきか、ぜひお気軽にご相談下さい。
Q.
永久歯が生えるまで様子見を勧められたのですが?
A.
自然に治る場合もありますがごく少数です。
セカンドオピニオンを求めることをおすすめします。
私たちは大半の方に、早期初期治療が必要と考えています。
Q.
早く治した方が良いですか?
A.
不正咬合で成長発育が遅れることは基本的にありません。
しかし、喋り方・食べ方に問題が現れ、劣等感を感じることがあります。
また、年齢とともに下顎骨が過成長し、治療法の選択肢が狭くなります。
早期初期治療が大切です。
Q.
一度治したらもう大丈夫ですか?
A.
一度で大丈夫という方が大半です。
しかし成長期が終わる頃、再治療を必要とする場合があります。
定期健診を続けることが理想です。
Q.
遺伝するのですか?
A.
残念ながら反対咬合の家系がございます。
しかし、早めの対処で改善できますので、ぜひご相談下さい。
私たちは、患者様の心の負担を軽くし、生活の質向上をお手伝いします。
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